コラム

「俺はラジオ派」バックナンバーです。

 

俺はラジオ派(7)ラジオCM考

2003年

こんにちは。いつかはラジオCM作りたい、でお馴染みのほえほえです。

 

さて、民間放送ではテレビもラジオも「広告」を流すことによって番組制作費を捻出しています。ということは、民放ラジオを聴いている限り、ラジオCMも流れてくることになります。

 

このラジオCMが意外に面白い。

 

テレビCMと違って、音声だけのメディアですから耳から聞こえてくるインパクトだけが勝負です。そのため、あの手この手を使って表現をすることになるわけですが、制約が大きいだけにそれを乗り越えたときの傑作に出会ったとき、テレビのコマーシャル以上の効果をもたらすことがあります。

 

一例ですが、トヨタのファンカーゴのラジオCMを紹介します。女性2人による演出なのですが、

「ピヨピヨピヨピヨ?」

「ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ」

「ピヨピヨピヨピヨピヨ」

「ピヨファンカーゴピヨピヨピヨ」

「ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ」

「ピヨピヨユカシタガッチャンピヨピヨ」

「ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ」

「ピヨピヨピヨピヨピヨピヨピヨ」

ひよこにも大評判、ファン・カー・ゴ!

 

文字では雰囲気が伝わりにくいですが、やたらめったら早口でひよこが話している風です。サブミリナルでファンカーゴとその車の特長をさりげなく入れ込んでおります。

 

このラジオCM、ネコバージョン、サルバージョンもございます。ニャンだのウキーだの好き放題です。テンポがよくて好きなんだなあ。

 

CM制作そのものについては、「宣伝会議」という雑誌がありますので、そちらの方が参考になるかと思いますので、あまり、細かくは立ち入りませんが、要はインパクトのあるラジオCMを作るために、いろいろアイデアが必要なんです。映像がない分、いかにその商品の良さを伝えるか?もしくは商品に関心を振り向かせるかです。その努力があったからこそ、ラジオがこれまで生き残ってきたといっても過言ではありません。

重ねて言いますが、制約が大きい場合は、それを乗り越えるアイデアが必要です。音声だけ、限られた時間、そして安い制作費、どれをとっても大きな制約の中で、日々作られているラジオCM。クリエイターとしては、かなりやりがいというか、腕の見せ所といった感じではないでしょうか。

 

ただし、朝から晩までラジオをつけていれば、それこそ色んなラジオCMを聞くことになりますが、全てが面白いというわけではありません。いわゆる傑作CMはラジオのためにオリジナルで作ったものに多いです。逆に、テレビCMの音声版みたいな作りは、聞いていても面白くありません。テレビをよく見ている人にとっては情報の反復作用が見込めるのでしょうが、私はそんなにテレビみないので、ただただつまらんなあ、という感想しか持ち得ないのです。

 

また、ラジオCMは、テレビ以上にローカル色が強いです。それは、キー局による同時中継方式が、テレビに比べて少ないことによるのでしょう。東京のラジオ局では、ほとんどが東京近郊に関するCMです。例外としては、地方の観光に関するものくらいでしょうか。

 

ですから、私が知らない地方のラジオ局で隠れた名作CMが日々、流されているのかもしれませんね。いや、あるはずです。そんなわけで、傑作ラジオCMがあったら是非教えてください。

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